スウェーデンの行動科学者により2010年に自費出版された本書。
好評のため英語版も自費出版で昨年刊行したところ、あまりに効果が大きいためイギリスで口コミで広がり、メディアが取り上げたことで人気爆発。
2015年8月に「英アマゾン史上初の、自費出版本による総合ランキング1位」を獲得し、ネット通販を中心とした限られた販路だけで、1週間で18000部を売り上げました。
人気が欧米で瞬間的に飛び火し、アメリカ、カナダ、フランス、スペイン、イタリアでもアマゾン総合ランキング1位を獲得。人口500万人しかいないデンマークでは、発売1か月で10万部を売り上げるなど、世界規模の現象になりつつあり、今後計40か国で刊行予定です。
英デイリーメール紙、テレグラフ紙、米CBSニュース、パブリッシャーズウィークリー、ハフィントンポスト紙、ワシントンポスト紙等、有力メディアも続々と特集!
眠りたくても眠れないうさぎのロジャーが、だれでも眠らせてくれる「あくびおじさん」のもとを訪ねる。このシンプルなストーリーのなかに、
眠くなる心理学的な仕掛けが満載。「もっともっと」「ゆっくりゆっくり」など、眠りたい気持ちになる言葉が効果的に繰り返されます。
また、途中で登場する「ウトウトフクロウ」が、教えてくれる体の力を抜くメソッドは、
「自律訓練法」と呼ばれ、医療の現場でも使われている方法です。
このユニークさに、最初に刊行されたスウェーデンでは、本というより、ノーベル賞ものの「発明」
という賞賛の声も寄せられています。
【注意】
車を運転している人のそばで絶対に音読しないこと。
『おやすみ、ロジャー』は子どもたちの寝つきをよくするために書かれた本です。
この本はゆっくりと、できるだけおとぎ話にふさわしい声で、
他のことにいっさい邪魔されない環境で読み聞かせてください。
そうすることで子供がリラックスし、落ち着いて眠りやすくなるのです。
内容はリラクゼーションを目的とした心理学のテクニックにもとづいているので、
もし途中でお子さんが寝てしまっても、起こさずにそのまま終わりまでとおして
読むとより効果が高まります。
お子さんは絵を見ながら聞くよりも、むしろ横になってお話だけを聞くほうがいいでしょう。
そのほうがリラックスしやすいのです。
まずはふつうに読み聞かせをしてみて、慣れてきたらつぎの指示に従って読んでみてください。
この本には特別に組み立てられた文や厳選された言葉が含まれています。
多少見慣れない文もあるでしょうが、そこには心理学上の意図があるのです。
それでは健やかに、よい眠りを!