古典から最新刊まで、正直すぎる「名作」案内
著者 | 小谷野 敦 著 |
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ジャンル | 小説・エッセイ・詩集 |
出版年月日 | 2015.07.29 |
ISBN | 9784864104142 |
判型・ページ数 | 4-6・272ページ |
定価 | 本体1,500円+税 |
在庫 | 在庫あり |
40年以上に及ぶ推理小説渉猟の結論!
その作品は本当にすごいか?
世評の高い「話題作」「人気作」は90%がクズ、ひと握りの名作を求めつづけた濫読人生。
世の『ミステリー帝国主義』に抗して、
推理小説嫌いの著者が唱える"ひどミス"論。
「...覚えられないくらいたくさんの登場人物が出てきたり、思わせぶりをしたあげくに『え? 誰それ』というような人物が犯人だったり、ミステリーには、さまざまな恨みがある。そんな『すごい』ものが毎年ざくざく出るはずがないのである」(本文より)
<目次より>
第一章 いかにして私は推理小説嫌いとなったか
第二章 素晴らしき哉、『ロートレック荘事件』
第三章「旧本格」の黄昏と古典化
第四章 松本清張、長編はあかんかった
第五章 SF「小説」は必要なのか
第六章 ああ、愛しのバカミス
第七章 人気作家はどのような人たちなのだろうか