パクス・シニカへの未来年表
著者 | 湯浅 博(ゆあさ ひろし) 国家基本問題研究所主任研究員、産経新聞客員論説委員。1948年、東京生まれ。中央大学法学部卒、プリンストン大学公共政策大学院Mid-Career Program修了。産経新聞入社後に政治部、経済部を経てワシントン特派員、外信部次長、ワシントン支局長、シンガポール支局長、産経新聞特別記者・論説委員を歴任。2018年6月より現職。 主な著書に『覇権国家の正体』(海竜社)、『歴史に消えた参謀 吉田茂の軍事顧問 辰巳栄一』(文春文庫)、『全体主義と闘った男 河合栄治郎』(産経新聞出版)ほか多数。 |
---|---|
ジャンル | ビジネス一般 |
出版年月日 | 2018.10.03 |
ISBN | 9784864106214 |
判型・ページ数 | 46判・並製・296ページ |
定価 | 本体1389円+税 |
・櫻井よしこ先生、推薦! 「習政権の対米逆転計画を、ここまで確証した書物はなかった。2020年東京五輪を狙い撃ちした〝勝利宣言の衝撃″に備えよ」
・2019年に研究開発費で米国を抜き、2025年までの台湾統一とハイテク強国の実現、2030年前後の経済・軍事両面での米中逆転、2040年代に他国の追随を許さない世界一の覇権国家となる未来予測を、年表形式で平易に解説。
・「私にとって、『アメリカに未来はあるか』『覇権国家の正体』に続く戦略論であり、ようやく納得のいく本ができた思いです。」(著者からのメッセージ)
・世界は大中華の序列に臣従する、新たな国際秩序に耐えられるか? 「私は孫たちに中国の支配する世界で暮らすことになってほしくない」(ヒラリー・クリントン氏)「西側は何を間違えたか...ソフトパワーに対し、中国は圧力や工作で外国の意見を操る鋭利な刃"シャープパワー"を駆使している」(英エコノミスト誌)
・米国の「地政学的先細り」とともに、グローバル経済は中国のパワーに委ねられた。中国を支配する共産党が、自らに合わせて世界の姿すら変えようとしていく事態に、日本は海洋国家として、どう対処すればよいか、踏み込んだ政策提言を行う。
<目次より>
序章 考えたくない未来図
<第1部 予測年表篇> 「中国の夢」の世紀
2020年という分水嶺/2035年までに「革新型国家」を狙う/「2049年戦略」の終わり
<第2部 歴史年表篇> 「世界一の国家」へ100年計画
一帯一路にみる覇権獲得の不作法/海洋国家になれなかった日本/アメリカの「地政学的先細り」
<第3部 日本への処方箋> わが国はどうすればよいか
インド太平洋の覇者を封じる/悪魔は二度と地下に潜らない/パクス・シニカへの処方箋