待望の第2弾!
著者 | 西山耕一郎 |
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ジャンル | ファッション・健康 |
出版年月日 | 2019.08.29 |
ISBN | 9784864106559 |
判型・ページ数 | 4-6変・並製 |
定価 | 本体1111円+税 |
シリーズ累計
40万部超の大ベストセラー!
50超のメディアで紹介され、
「肺炎」と「誤嚥」のつながりを広めた
『肺炎がいやなら、のどを鍛えなさい』
待望の第2弾は「食事編」!
▼あなたは知っていますか?1
近年、肺炎で亡くなる人はどんどん増加しています。
その多くは「誤嚥」(ごえん/食べ物を誤って飲み込むこと)がきっかけで
誤嚥性肺炎になっています。
▼あなたは知っていますか?2
もし誤嚥しても、
ムセたり、せき込んだりしない
恐ろしい「隠れ誤嚥」になることがあります。
▼あなたは知っていますか?3
高齢者10人のうち、
2人または 3人は
「隠れ誤嚥」になっている可能性があります。
▼あなたは知っていますか?4
「隠れ誤嚥」は恐ろしい存在ですが、
ご飯に卵をかけるだけで、
カンタンに防ぐこともできます。
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2011年、「肺炎」は脳疾患を抜き、
日本人の"死亡原因の第3位"になりました。
その原因は、食べ物の飲み込みミスで起こる
「誤嚥性肺炎」が増えているためです。
のどが衰えてしまい、よくムセたり、せきこんだりする人は
誤嚥性肺炎の予備軍ともいわれているのです。
けれど、本当に気をつけなければいけないのは、ここからです。
ただの誤嚥であれば、ムセたり、せき込んだりして、
「のどの衰え」に気づくことができます。
けれど、本人も気づかない間に、
じわじわと体力と生命力を奪っていく
怖~い「隠れ誤嚥」というものが存在しているのです。
「隠れ誤嚥」になると、
食べ物を誤嚥しても
ムセたり、せき込んだりしなくなります。
さらには、75歳以上の高齢者では、
なんと「30%」近くの人が「隠れ誤嚥」になっているのです!
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でも、安心してください。
本書では『肺炎がいやなら、のどを鍛えなさい』で
「のどの筋トレ」を教えてくれた名医が、
こんどは隠れ誤嚥を防ぐための「食トレ」の方法をお伝えします!
この方法は、
看護師、栄養士、言語聴覚士、歯科医師、医師などなど
治療現場のプロフェッショナルなメンバーが考案した
「誰でも、すぐにできて、すぐに役立つ」ものばかりです。
【 ご飯に卵をかけて食べる 】
【 野菜はポテトサラダと一緒に食べる 】
【 グラスや食器は口の広いものにする 】
たったこれだけの工夫でも、
隠れ誤嚥とも呼ばれる「不顕性誤嚥(ふけんせいごえん)」を
防いでいくことができるようになるのです。
さあ、みなさん一緒に、
「食トレ」で誤嚥性肺炎を防ぎ、
命をのばして、いつまでも美味しい食事を口から食べましょう!
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第1章あなたの寿命を縮める「無自覚の誤嚥」とは
第2章日常に潜む「7つの誤嚥リスク」
第3章 誤嚥がいやなら、ご飯に卵をかけなさい
第4章長生きできる食事は「ここ」で差がつく!
第5章「おいしく食べる生涯」は自分でつくる
巻末特典嚥下専門医のいる病院・クリニック一覧
西山耕一郎
1957年福島県生まれ、横浜育ち。
北里大学医学部卒業。医学博士。
耳鼻咽喉科・頭頸部外科医師として北里大学病院や横須賀市民病院、横浜日赤病院、国立横浜病院などで研鑽を積む。
病棟医時代に「術後の誤嚥性肺炎の危険性」を経験したことをきっかけに、嚥下治療を専門分野にして、それらの人命を救おうと決意。
30年間で約1万人の嚥下治療患者の診療を行う(耳鼻咽喉科・頭頸部外科としては約30万人を診療)。
現在、医療法人西山耳鼻咽喉科医院理事長(横浜市南区)。東海大学医学部客員教授、藤田医科大学客員教授。
2004年に先代から継承して横浜で開業、地域に根付いた診療を続ける。
「嚥下障害を専門的に治療できる名医」として、遠方から受診に訪れる患者も多い。
また、複数の施設で嚥下外来と手術を行うかたわら、大学医学部や看護学校、言語聴覚士学校でも教鞭をとり、学会発表や講演会、医師・多職種・市民向けのセミナーも行う。
『肺炎がいやなら、のどを鍛えなさい』(飛鳥新社)がベストセラーとなり、「誤嚥性肺炎」という言葉が社会に広まる発端となる。
そのほかの著書に『高齢者の嚥下障害診療メソッド』(中外医学社、2014年)。