NHK〈ラジオ深夜便〉の人気コーナー、ついに書籍化!
著者 | 頭木弘樹 (著)・ NHK〈ラジオ深夜便〉制作班 (著)・根田知世己 (著)・川野一宇 (著) |
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ジャンル | 人文 |
出版年月日 | 2018.12.10 |
ISBN | 9784864106573 |
判型・ページ数 | 46判・並製・256ページ |
定価 | 本体1389円+税 |
NHK〈ラジオ深夜便〉の人気コーナー、ついに書籍化!
病気、事故、災害、あるいは、失恋、挫折、そして孤独......
人生における受け入れがたい現実に直面した時、人は絶望します。
古今東西の文豪たちもまた、例外ではありません。
絶望に行き当たり、絶望を見つめ、絶望の中で書き留められた珠玉の言葉たち。
本書では、そんな文豪たちの「絶望名言」から、
生きるためのヒントを探します。
[登場する文豪たち]
カフカ
ドストエフスキー
ゲーテ
太宰治
芥川龍之介
シェークスピア
[内容紹介]
『絶望名言』----おかしなタイトルですよね。
『希望名言』なら説明は不要ですが、
『絶望名言』だと
「なんでそんなものを?」
と思う人が多いかもしれません。
でも、失恋したときには
失恋ソングにひたりたくなる
ように、絶望したときには、
絶望の言葉のほうが、心にしみる
ことがあると思うんです。
私自身も、そういう体験をしました。
絶望したときに、救いとなったのは、
明るい言葉ではなく、
絶望の言葉でした。
(著者/本書「はじめに」より)
[購入者特典]
「絶望名言朗読音源」ダウンロード
※表紙にもあるシェークスピアの「明けない夜もある」
頭木弘樹(かしらぎ・ひろき)
文学紹介者。筑波大学卒業。編訳書に『絶望名人カフカの人生論』(飛鳥新社/新潮文庫)、『絶望名人カフカ×希望名人ゲーテ 文豪の名言対決』(飛鳥新社/草思社文庫)、著書に『カフカはなぜ自殺しなかったのか?』(春秋社)、『絶望読書』(飛鳥新社/河出文庫)。選者を務めたアンソロジーに『絶望図書館 立ち直れそうもない時、心に寄り添ってくれる12の物語』(ちくま文庫)がある。
根田知世己(こんだ ちよこ)
N H Kエデュケーショナル・プロデューサー。
東京外国語大学卒業。2002年、N H K入局。
2014年-2018年『ラジオ深夜便』担当
制作番組に『今日は一日“ サッチモ” 三昧』、『春風亭昇太のレコード道楽』、
『蓄音機ミュージアム』、『トキメキ☆ 源氏絵巻』、
『らじるの時間』、『らじる文庫』、『中学生の基礎英語 レベル2』、
『中高生の基礎英語 i n E n g l i s h 』など。
川野一宇(かわの かずいえ)
アナウンサー。東京大学卒業。1967年、N H K入局。
佐賀、名古屋、東京、京都、仙台、福岡などに勤務。
京都では表、裏、武者小路千家、藪ノ内など各流派の茶の湯の番組を手がけた。
2000年から17年間ラジオ深夜便の司会をつとめ、
歴史のコーナーでは数多くの研究者、小説家などにインタビューを重ねる。
またスウィングからモダンまでのジャズとクラッシック音楽を好み、
放送に生かす。2016年からは『絶望名言』を担当。