著者 | 玉置 妙憂 |
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ジャンル | 文庫 |
出版年月日 | 2020.07.20 |
ISBN | 9784864107747 |
判型・ページ数 | 文庫版・並製・216ページ |
定価 | 本体545円+税 |
★NHK『クローズアップ現代+』、朝日新聞、毎日新聞で報じられ、日本中が感動!
「現役の看護師」でもある女性僧侶が、波乱万丈の人生でみつけた「幸せに生きるコツ」
★「あれほど美しい死にざまを、看護師として見たことがなかった」
ガンの夫を、息子2人とともに「自然死」で看取った感涙の体験記も収録
医療と宗教、どちらのプロでもあり、数多くの看取りを経験してきた著者が 「幸せな生き方」「幸せな最期」について初めて語った一冊。
読むごとに、将来への「憂い」が「希望」へと変わる!
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【第1章】 自分の心を整える
◆まずは、あなたのコップを満たしましょう。
◆この世で一番効くお薬は、時間ぐすり、日にちぐすり。
◆延命治療に、良し悪しはありません。
そこいらの「風邪薬」だって、延命治療のひとつです。
◆悲しいときは、泣けばいい。いずれお腹も空いてくる。
◆あなたが選んだ道こそが、なにより美しい花道となるでしょう。
◆最後にいつも、「かもしれない」をつけましょう。
◆いまは一億総「お釈迦様」時代。
◆あなたの考えは、くるくる変わっていい。
◆寝不足で、人助けはできませんよ。
【第2章】 人と上手につきあう
◆人生という火を燃やす。それができるのは、あなただけ。
◆他人様の悩みは、解決してあげなくてだいじょうぶ。
◆やさしくするのに、長台詞はいらない。
◆不安でソワソワするときは、「心の箱」が開いているのです。
◆「私、イライラしてる」それに気づけば、イライラは止まります。
◆「過去」にねじれた糸は、「今」ほどけばいいんです。
◆心配にはおよびません。人間は、自分で後始末ができるいきものですから。
【余話】 最愛の家族を「自然死」で看取るということ
○たとえ「看護師失格」と思われようとも……
○真夜中に起きた、摩訶不思議なできごと
○西洋医学の常識を覆す、あまりに美しい死にざま
○夫の手のぬくもりは、誰にも奪われることはない
【第3章】 あわてずに将来へ備える
◆肉体は滅びても、魂は自由になる。
◆あわてないで。最後はすべてが、うまくいきます。
◆正解は、ひとつじゃない。「何もしない」だって、立派な選択肢。
◆「書く」ことで、心の免疫力をあげましょう。
◆夢なんて、どんどん前倒しすればいいんです。
◆迷って悩んでも、いい。一度決めたら、それが「ベストアンサー」。
【第4章】 きれいに後始末をする
◆お医者さんだって、神頼みしていますよ。
◆あなただけの「幸せのものさし」は何ですか?
◆好きな物は、食べられるうちに、好きなだけ。
◆死ぬときは、生まれたときと一緒。
◆エネルギーの粒に還っていきます。
◆みんな、この世に役割をもって生まれてきています。
◆心配しなくても大丈夫です。難しく考えなくても、みんな、逝けます。
玉置妙憂(たまおき・みょうゆう)
看護師。僧侶。二児の母。東京都江東区生まれ。専修大学法学部を卒業後、法律事務所で働きはじめる。
生まれた長男が重度のアレルギー症状をもっていたことをきっかけに、「息子専属の看護師になろう」と決意。国立東京病院附属看護学校で学び、看護師、看護教員の免許を取得。看護師として病院で働きはじめる。
その後、看護学校で教鞭をとる最中に、カメラマンだった夫のがんが再発。夫は「がんを積極的に治療しない」方針をかため、自宅での介護生活をスタート。最愛の夫を“自然死”で看取ることになるが、その死にざまがあまりに美しかったことから開眼。家族と職場に出家を宣言し、高野山真言宗にて学んで僧籍を修得。
現役の看護師として緩和ケア病棟に勤務するかたわら、患者本人や家族、医療と介護に関わる多くの人々の心を穏やかにするべく、院外でのスピリチュアルケア活動を続ける。医療にも宗教にも偏らないその独自の考えに、感銘を受ける人が続出。自身の体験がNHK「クローズアップ現代+」や朝日新聞をはじめとするメディアで紹介されて、さらに話題となる。
現在も、「非営利一般社団法人大慈学苑」の代表として、子どもが“親の介護と看取り”について学ぶ「養老指南塾」や、看護師、ケアマネジャー、介護士、僧侶が学ぶ「スピリチュアルケアサポーター養成講座」を開催。さらに、講演会やシンポジウムなど幅広く活動している。