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禁城 死の沈黙の武漢で、本当に起きたこと

著者 ムロン・シュエツン (著)/森孝夫 (翻訳)
ジャンル ノンフィクション
出版年月日 2023.03.25
ISBN 9784864109482
判型・ページ数 46判並製・328ページ
定価 定価1980円(税込)
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内容紹介

芥川賞作家・楊逸(ヤンイー)氏、東京大学大学院教授・阿古智子氏推薦!
中国の人気作家が封鎖された住民に極秘インタビュー。逮捕を逃れ、ロンドンへ亡命して実話を伝える。歴史から消せないゼロコロナ犠牲者の物語、日米同時刊行。
何が起こったのか、なぜ世界を深淵にひきずりこむ悲劇となったか、真実を明かす。
中国で最も人気のある現代作家の一人で、著書やニューヨークタイムズの記事で習近平政権から黙らされたムロン・シュエツンが、2020年4月6日、静かに武漢に向かった。政権が喧伝する新型コロナ勝利との英雄的イメージの裏で、最も過酷なロックダウン下を生きる人々の恐怖、混乱、苦しみを世界に伝えようと決めたのだ。
ニューオーリンズを舞台にしたダン・バウムのベストセラー『ナイン・ライブス』の手法にのっとり、武漢の人々が実際に経験した驚くべき物語を取材。感染の最前線に立った医師、夫婦で感染し夫を亡くした妻、封鎖下で客をとり続けた違法バイクタクシーの運転手、病人を助けるために身を投じたボランティア、実態を世界に発信し逮捕された市民ジャーナリスト、一人娘を奪われ抗議し軟禁された母親などの驚くべき物語が描かれている。中国共産党はパンデミック発生の歴史を書き換えることに多大な努力を払ってきたが、本書はこれらの痛烈で美しい生の証言を通して、武漢で実際に起こったことを描き出すことに成功した。


著者紹介

慕容雪村【ルビ・ムロンシュエツン】(本名・郝群【ハオチン】)は中国で人気のある現代作家の一人。小説や物語スタイルのノンフィクションを通じ、政府や組織から独立して中国内の声を伝える稀な存在だった。初の小説『成都、今夜請将我遺忘』は2002年の中国に衝撃を与えた。2010年にマルチ商法を題材にした『中国、少了一味药』で人民文学賞を受賞。しかし直後、当局によって公の発言を禁じられ、2011年からニューヨークタイムズ紙に寄稿、連載もしたが、2016年にその執筆も禁止された。2020年4月から武漢で取材。当局の脅迫を受け2021年8月に亡命、本書を出版した。

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