著者 | 月岡ツキ (著) |
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ジャンル | 小説・エッセイ・詩集 |
出版年月日 | 2024.12.05 |
ISBN | 9784868010463 |
判型・ページ数 | 46判・並製・240ページ |
定価 | 定価1760円(税込) |
20万部超ベストセラー
『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』の著者
三宅香帆さん推薦!
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あなたの人生は、あなただけのものだ。
社会や親や誰かのものじゃなくて。
月岡さんの言葉は、あなたの孤独な選択を、
きっと優しく照らしてくれる。
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30代から圧倒的支持!
ポッドキャスト『となりの芝生はソーブルー』
の話し手であり、DINKs(仮)のつっきーこと
月岡ツキによる初の著書。
「母になりたい」とは思えない。
でも、「母にならない」と
ファイナルアンサーもできない。
どうして産みたいと思えないのか、
どうして産みたくないと言い切れないのか。
自分の身体、自分を産んだ母、母になった友達、
生きてきた世界、いま生きている社会。
さまざまな側面から
「産む産まない問題」を綴ったエッセイ集。
「子供を望まない女性にとっての生理は、
出荷するものがないのに
工場を稼働しなければならず、
光熱費と人件費と賃料を
毎月支払っているようなものである」
「私たちは「子供を持たない選択」をしている
のではなく、「私たち」として生きることしか、
最初から選択していない」
「産む」「産まない」は、個人の自由だー!
【悩みが尽きない 産む産まない問題】
・一度母になったら降りられない
・実母の辿った道を自分も辿るのが怖い
・夫との関係性が変わってしまう
・まだまだ根強い母性神話
・妊娠・出産に耐えられる気がしない
・ただでさえ自分のことで精一杯なのに
育児なんて
・母になった友達との難しい距離感
・子供たちがこれから生きていく
世界の先行きが不安すぎる
・そもそも他人の人生を勝手にはじめていいの?
・本当に産まなくて後悔しない?
...etc
こんなに悩んでいるのに
なかなか人には話せない。
産む側の性に生まれたことを恨む日もある。
それでも「母になるかどうかの選択は、
私という人間を決定付けるものではない」
と心から言える日が来ると信じて。
<目次>
1章 出産そのものに対する疑問・不安
母への果たし状、ときどき詫び状
子供を持ちたいという親のエゴ、
子供を持たない私の〝継承〞
「この世は生きるに値する」のか?
子供が嫌いだから子供を産まないわけじゃない
シュレーディンガーの母
2章 令和に「母」をやる難しさ
子なし夫婦はイレギュラー?
母親という「家庭の総監督」
「母は強し」の呪い
VERYと「ゴリラ」の時間割り
3章 母になることで失われるアイデンティティ
私の、私による、私のための時間とお金
「母」と「個」
「母になる」機能の受け入れ難さ
4章 子育てをするうえでの社会への不安
「子育て山」はエベレスト級?
減り続ける希望と死の匂いの夏
祖母と「おじさん」とケア
5章 それでも消えない
「子供を産まない選択」への不安・ゆらぎ・憤り
産む気もないのに生理かよ!
「産んだほうがいいのかな」の波が押し寄せるとき
「子供を産まない理由」を列挙してみたら40個あった
「産まない女」は「進化しないポケモン」だと思っていた
「素敵なあの人も母親だった」ショック
「子育て世代を尊重」の陰で
6章 子供を産まない生き方の展望
「耐無秩序筋」を鍛えよ!
子のある幸せ、子のない幸せ
子持ちと子なし、距離と線引き
子なしって200色あんねん