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事件現場清掃人 死と生を看取る者

著者 高江洲敦
ジャンル ノンフィクション
出版年月日 2020.11.25
ISBN 9784864107938
判型・ページ数 四六判並製・224ページ
定価 本体1300円+税

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内容紹介

あなたの死に様、かなえます。

職業:事件現場清掃人

仕事:誰にも看取られずひとり亡くなった者たちの、この世に生きた痕跡を完全に消し去ること。

「事件現場清掃とは、その人の死に至るまでの人生を追体験するような仕事です。そういう意味では、どの現場も決して生やさしいものではありません。そんな中でも、私自身がもっとも苦しい思いをした現場のお話をしましょう...」



東日本大震災、度重なる災害、そして新型コロナ禍...
不安と孤独に蝕まれる現代の日本で、心ならずも倒れた部屋の主たち。
その"痕跡"から見えてくる、壮絶な生と死と、愛の物語。



閲覧注意!
本物の"事故物件"の間取り図・写真を多数掲載!

表紙イラスト:花沢健吾


目次

プロローグ 〜死者のエネルギーが残る、ある殺人事件現場より

第1章 行旅死亡人――誰ひとり偲んでくれる人がいない孤独者の死
身元不明の死者「行旅死亡人」/人を殺す部屋/死者が引き起こす怪現象/新型コロナウイルスがもたらしたもの

第2章 自ら命を絶つ人――からだの寿命とこころの寿命
遺族のやるせなさ/浴室の10円カミソリ/「恨み」と「謝罪」/記憶を消すための特殊清掃

第3章 生きづらさの果てに――不安が精神を蝕む
現場から見えてくる「精神疾患」/紐で囲われた遺体/コミュ障・メンヘラ/ゴミ屋敷から出てくるもの/ペットに看取られる/特殊な性癖を持つ人々の最期/トイレの中の即身仏

第4章 遺族たちの愛――残された者たちの人生
遺族が特殊清掃をするとき/遺体跡を覆う新聞紙/夫を亡くした家に住み続ける/与える者は与えられる

第5章 死後の世界――墓、供養、相続…誰が何を引き継ぐのか
相続する側・される側/相続を拒絶される/死後を案ずる人々/事故物件専門不動産

第6章 生まれくる命――子どもたちに希望を
不幸の上に成り立つビジネス/故人から子どもたちへの「恩送り」/命を守るお金と知識/死に様から生き様を学ぶ

エピローグ 〜事件現場清掃人の仕事がなくなるとき
孤独死をなくす家賃保証会社/あなたの死に様、かなえます/死の間際に思うこと


著者紹介

高江洲敦
1971年沖縄生まれ。料理人、内装業者、リフォーム会社等を経て自殺・孤独死・殺人現場などを扱う「事件現場清掃会社」を設立。2010年に、その知られざる事故現場のエピソードを紹介した『事件現場清掃人が行く』(飛鳥新社)を発刊。孤独死をなくすことを自らの使命に課し、きょうも精力的に活動を続けている。

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